この事象は、BEAF 4.5.11で修正されたことを確認しましたので、最新版へのバージョンアップを行ってください。
Twitterカード(Xカード)という機能があります。
Xの投稿にURLを貼ると、URL自身の代わりにURL先のタイトルやアイキャッチ画像を表示してくれる機能です。
ところが、3月の頭くらいから、突然Twitterカードが表示されなくなりました。
URLの部分が変換されずに、そのままになってしまっています。
Twitter(X)で検索すると、同じ症状に悩まされている方がいらっしゃるようです。
当ブログはWordPressを使っているのですが、特にTwitterカードに関わる設定を変更した覚えはなかったので
- どうせX社がまた何か勝手に変更したんだろう
- 放っておけばすぐに直るよね
くらいにしか思っていませんでした。
しかし、何日か経っても一向に改善されず、これはおかしい!と思い、ようやく調査を開始しました。
まず、Card validatorを使って状況を確認してみました。
すると、以下のようなエラーが…。
INFO: Page fetched successfully
INFO: 5 metatags were found
ERROR: No card found (Card error)
ページのソースを見ると、Twitterカードを表示するためのタグは問題なく入っているように見えます。
ここはCocoonの機能を使っているのですが、Cocoonにも不具合の報告は見つかりませんので、Cocoonの問題ではなさそうです。
念のため、Cocoonの高速化設定をオフにしたり、OGPの設定を見直してみたりしましたが、効果なし。
Page fetched successfullyなので、Twitterからのアクセスを拒否をしている感じでもなさそうですが、念のため、関連しそうなプラグイン
- Jetpack
- SiteGuard WP Plugin
を無効化してみますが、こちらも特に変化はありませんでした。
サーバーはエックスサーバーを使っていますが、
サーバーの設定も疑って
- WAF設定の無効化
- XPageSpeed設定の無効化
- Xアクセラレータの無効化
- サーバーキャッシュの削除
- .htaccessの設定の見直し
- robots.txtの設定見直し
を試してみましたが、すべて効果なし。
Twitterカードの利用開始ガイドやトラブルシューティングガイドも読みました。
“ERROR: No card found (Card error)“で検索して、片っ端から対処を行うも、どれもハズレ。
困りました!!!
もう何をやっても直る気がしませんが、一縷の望みをかけて、プラグインをすべて無効化してみました。
すると…
お、認識できたか!?
ということは、プラグインが原因ということになりそうですが、関連しそうなプラグインの無効化は効果がなかったはず。
面倒ですが、ここから1つずつプラグインを有効化していって、とうとう原因を突き止めました。
BEAF – Ultimate Before After Image Slider & Gallery
こいつが原因でした!!!
このプラグインは何かというと、before/afterの画像をスライドさせて確認できるようにしてくれるものです。
例えば、こんなの。
なんでこのプラグインがTwitterカードをブロックするのか?というのが謎ですし、そもそもこいつがブロックしてるなんて考える訳ないよね…。
原因は分かりましたが、このプラグインを使っている記事がありますので、無効化しておく訳にはいきません。
3月頭くらいからTwitterカードが表示されなくなったということは、そのタイミングでバージョンアップされておかしくなったということが考えられます。
プラグインは基本的に自動更新を有効にしていて、勝手に更新されるので確証はないですが、それ以外に考えられません。
ということは、古いバージョンに戻してあげれば良いのでは!?
と思いつくも、どこからダウンロードするのかが分かりませんでしたが、最新バージョンのダウンロード先から推測して、URLを直打ちしたらいけました😊
いくつかのバージョンをダウンロードして試したところ、4.5.2までバージョンダウンすれば、Twitterカードが問題なく表示されることが分かりました!
4.5.2にバージョンダウンしたところ、無事にTwitterカードが表示されるようになりました!
まさか、BEAFプラグインが悪さをしていたとは…。
プラグインを全て無効化する、今回はこれがポイントだったと思います。
同じプラグインを使っている方がいらっしゃいましたら、上記で解消しますので、お試しください!
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