MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited レビューと作例

4.0

MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D)を購入しました。

MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited レビューと作例


私が買った最初の一眼レフカメラは、MINOLTA α303siでしたので、ミノルタは思い入れのあるメーカーです。
また、このレンズはその後に買ったα707siとの組み合わせで使っていたレンズでもあります。
当時から評判の良かったレンズで、私も気に入って使っていましたが、Canon EOS-1N HSに移行した際に売ってしまいました。

スポンサーリンク


それから時が過ぎて2024年、訳あって、またミノルタのレンズなんぞを購入することに😅
しかも…

MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited レビューと作例

はい、Limitedでございます😊
このレンズについては、マップカメラの記事に詳細が書かれているので、そちらをお読みください(他力本願)。

御縁があってこのレンズに巡り会えましたので、ちょっとレビューしてみたいと思います。

ノーマルの85mm F1.4 G(D)と比較すると、前玉が大きいらしいです。
ちょっと分かりづらいですが、確かに、縁ギリギリまでレンズがある感じがします。

MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited レビューと作例


ずっと見ていると吸い込まれそうな錯覚に陥ります。
あぁ、美しい♪

MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited レビューと作例


後玉もノーマルより大きいそうです。
こちらも美しい…のですが、良く見ると中玉が汚れてるっぽい😱

MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited レビューと作例


フードはLimited専用のものではないようです。

MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited レビューと作例


重さはノーマルが560g、Limitedが755g。
Limitedはずっしりと重く、ガラスの塊を持っているかのように感じます。

さて、肝心の写りはどうでしょうか。
マップカメラの記事には、

最大の特徴はなんといっても「開放でもっともよい描写を誇るレンズ」という唯一無二の設計コンセプトです。
球面収差を徹底的に抑え込むことによって、後ボケの2線ボケを限りなく少なくし、大口径レンズであっても開放の描写が驚くべきシャープさを見せています。

と書かれていますが、実際には開放での描写はイマイチです。
例えばこの写真、絞り開放で撮影して、ノートリミング、RAWストレート現像です。

MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited レビューと作例
SONY α1 + MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited


ピントを合わせた部分を2048×1365のピクセル等倍にしたもの。

MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited レビューと作例
SONY α1 + MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited

このレンズのコンセプトが「開放でもっともよい描写を誇るレンズ」といっても、それは1987年頃のお話です。
5000万画素のデジタルカメラで撮影して、ピクセル等倍で見られることなど想定していないでしょうから、これは致し方のないこと。
アポズミ50mmの開放を知ってるからかもしれませんが、それと比較してもいけませんな😅

ただ、この開放での描写は、1段絞るだけで劇的に改善します
1枚目がノートリ、2枚目がピントを合わせた部分を2048×1365のピクセル等倍にしています。
左がF1.4、右がF2.0で撮影したものですので、ぜひ真ん中のバーを左右にスライドさせて、比較して見ていただければと思います。

F1.4 F2.0
F1.4 F2.0

ということで、「どうしても開放の描写が欲しい」というとき以外は、1段絞った方が良さそうです。
というか、このレンズのスイートスポットはF2.0だと思います!
ミノルタお得意の円形絞りですので、ボケ味も良いはずです。

また、試しにF5.6まで絞った写真を見ていたら、こちらもビックリ仰天!

MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited レビューと作例
SONY α1 + MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited
MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited レビューと作例
SONY α1 + MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited

メチャクチャよく写ってるー!
絞って撮るレンズではないと思うので、やっぱりF2.0がオススメかな。

スポンサーリンク


以下、作例をご紹介します。

MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited レビューと作例
SONY α1 + MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited
MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited レビューと作例
SONY α1 + MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited
MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited レビューと作例
SONY α1 + MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited
MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited レビューと作例
SONY α1 + MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited
MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited レビューと作例
SONY α1 + MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited


最後にマイナス面を。
このレンズの最大の欠点は、AF駆動音がうるさいことでしょうか。
屋外で使用している分には問題ないのですが、静かな室内では思った以上に音が気になります。

また、LA-EA5との組み合わせでは、レリーズタイムラグが大きいです。
シャッターボタンを押してから、一旦絞りを絞った後にシャッターが切れるので、今どきのカメラとしては、結構なタイムラグです。


700本限定のレンズで、綺麗な個体は年々少なくなっていることと思います。
大切に使っていきたいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました