返品することになりましたので、評価を変更しました。
その顛末は、以下の記事をご覧ください。
LIGHT LENS LAB M 35mm f/2、通称:周八枚を購入しました。
このブログの読者様ならご存知かと思いますが、Leica Summicron 35mm(初代、通称:8枚玉)を模して作られたレンズです。
ずっと前から興味はあったものの、なかなか踏み出せずにいましたが、某カメラ屋でのAutumn sale 20%オフに気を失ってしまい、いつの間にか手元にあった次第です😅
いつかは8枚玉
そう思っていた時期が私にもありましたが、昨今のライカブームの影響なのか、物価高の影響なのか、とても手が出せる価格ではなくなってきてしまいました。
気軽に使えるという意味でも、周八枚の方が私には似合っているような気がします。
まずは外観からチェックしてみましょう。
カメラ屋での販売時は「ヴィンテージブラック」という表記だったので飛びついてしまったのですが、これ違いません?
剥げたブラックペイントに見えるのは気のせいでしょうか?🤔
「ヴィンテージブラック」と「剥げたブラックペイント」を見分ける方法を教えて欲しい…ですが、フードとフィルター付きだったので、今のところ目を瞑っております。
ロットはV6LC。
1ロット998本で6ロット目の鉛入り、シングルコートっていう意味らしいです。
中古での購入なのですが、この個体の良いところは、中国製であるところを、とことん消しているところですw
本体には「中國製」、フードとフィルターには「CHINA/China」と目立つように白字で書かれているのですが、うまーく消してありました。
フィルターがUVIRではなくUVだったら更に良かったのですが、特に困っていないので、このままUVIRを付けています。
中古での購入、特にオークション、フリマサイトでの購入には気をつけた方が良いでしょう。
今まで色んな中古を見てきましたが、クモリと鏡筒のガタツキが多いレンズのように思います。
そのため新品か、少なくとも保証が付いているカメラ屋で購入するのが安心です。
ちなみに、私が購入した個体はクモリ、ガタツキはもちろんなし、ピントはバッチリ、無限遠ロックもパチッと気持ち良くハマる当たり玉でした😊
さて、描写のお話です。
このレンズ、および8枚玉の絞り開放での描写は、割とふんわりすることで知られています。
こちらが絞り開放で撮った写真ですので、じっくり見てみましょう。
ピクセル等倍(2048×1365)で抜き出したのが、こちらです。
現代のレンズとは違って、少し柔らかい印象です。
下の3枚の写真も絞り開放での撮影ですが、このレンズの特徴が良く出ていると思います。
中央付近は柔らかい描写で、周辺光量落ちが目立ちますので、アンダー目に撮ると雰囲気が出て良い感じに仕上がります。
なお、この3枚は全てフィルムモード:ナチュラルで撮影しています。
そして、もう1つの特徴が絞るとクッキリ写ること。
確かF5.6だったと思いますが、いかがでしょうか?
同じく、ピクセル等倍(2048×1365)です。
本物の8枚玉を使ったことがないので分かりませんが、オールドレンズっぽくなく、中央付近はコントラストが高くてシャープに写ります。
これには、ちょっと驚きました。
このレンズの描写で、唯一の欠点らしきもの。
中央は十分シャープなのですが、絞っても四隅の描写はイマイチです。
下の写真は左上をピクセル等倍(2048×1365)で抜き出したものですが、トリミングするか、もしくは気にしないのが一番です😊
オールドレンズの特徴である、逆光でのゴーストも確認できました。
これで積極的に逆光で撮影したくなりますね!
35mmの画角が大好きな私ですが、すこぶる気に入ってしまいました😊
しばらくは、このレンズでの写真ばかりになってしまうかもしれませんが、ご容赦ください。
本物の8枚玉、それも綺麗な玉を買おうと思うと、諭吉数がこのレンズの5-10倍必要になります。
浮いたお金で別のレンズが買えると思うと、もうこれで良いや!(ぉぃ
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