Leica M11を入院させることになりました。
事の発端は、アポズミ50mmでのピントの歩止まりの悪さでした。
撮った写真を見返してみて、あまりにもピントが合っていないことが多かったのです。
原因として思い当たるのは、
- 2400→6000万画素になって、アラが見えるようになった
- 老眼が進んで、正確なピント合わせが出来なくなってきた
といったところでしょうか。
特に目の方は、既にマルチフォーカル(遠近両用)のコンタクトレンズを使っていますので対処のしようがなく、FaceBookでお知り合いになったOPT OHNOさんのアジャスティグマの導入を本気で検討していました。
M11になってから急にピント合わせがしづらくなったような気がしていたのは事実ですが、ピントが合っていることもあったので、自分の腕か目の問題だと思って、ほったらかしにしていました。
とはいえ、No EVF dayとしてVisoflex2を持って行かない日を設定するくらい、出来ればEVFではなくレンジファインダーで撮りたい!
※EVFを使うと撮影のテンポが悪くなるため
なので、原因を突き止めるべく、色々と試行錯誤しながら調査してみたところ、驚愕の事実が判明しました。
それは「二重像が一致していない」ということです。
普段、写真を撮るときはコンタクトレンズをするのですが、試しにメガネでファインダーをのぞいてみても、二重像が一致していないように見えます。
それならば…ということで、ファインダー内の写真を撮ってみました。
「ピントが合っている=二重像が一致する」状態になるべく近づけて撮影してみましたが、文字の部分がピッタリ一致していないのがお分かりいただけるでしょうか?
上の方の一本線も、ズレて二本に見えますよね。
拡大してみると、こんな感じです。
うっすらと、上にシフトしている文字が見えませんか?
ピッタリと一致しているのであれば、このシフトした文字は見えないはずです。
ピントをちょっとずらした方が分かりやすかったので、こちらもご覧ください。
二重像が右に行っても、左に行っても、上下にズレているのがよく分かりますね。
そう、ピントが合わない原因は二重像のズレだったのです!
原因が分かったので、早速調整したいところですが、保証が効くのかどうかが分かりません。
購入店に問い合わせてみたところ、保証範囲で(無償で)調整していただけるとのこと!
ただ、場合によってはズレていないように見えることもあるので、念のため銀座Leicaのデモ機で確認させていただきました。
デモ機と自分のカメラを取っ替え引っ替え、ピントチェックしてみたところ、やっぱり私のM11は二重像が上下にズレていることが確実となりました。
自信が確信に変わりました!
ということで、帰りに「新宿の防湿庫」ことマップカメラさんに寄って、修理を依頼してきました。
さすが人気店だけあって、ライカフロアは大盛況でしたね。
一人一人、丁寧に接客しているせいで、だいぶ待ちましたけど😅
「修理開始までに2週間、修理完了まで2ヶ月」と言われ驚愕しましたが、調整だけならそんなにかからないですよねぇ?
桜の時期に間に合うと良いなぁ。
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