以前、「Leica M11で突然シャッターが切れなくなる問題」という記事を書きました。
他にも何件か同じような問題を抱えている方がいらっしゃるようですが、この問題が解決しましたので、改めて記事にしました。
どなたかのお役に立てば幸いです。
新型コロナウィルスのワクチン接種の副反応から完全に復活しましたので、いつもの週末のように、カメラを持ってお出かけしてきました。
今日は自由が丘からスタートして、九品仏の紅葉を見て、駒沢公園まで歩いたのですが、その写真はおいおいご紹介いたします。
自由が丘のベニスこと「ラ・ヴィータ」で撮影していたときのこと、シャッターが切れない事象が再発しました。
あーあ、またかよ!!!
と思いながら何度かシャッターボタンを押してみましたが、やっぱりシャッターが切れません。
100万円以上するカメラです、あり得ませんね。
ところが、PLAYボタンを押して画像を再生してみたところ、ちゃんと撮れているではありませんか!
おやおや、これはどういうことでしょうか?
この後、ずっと頭から?マークが出たまま歩いていたのですが、駒沢公園でテストした結果、完全に解決しました!
帰宅してから、以前の記事で「シャッターが切れない」と文句を言った辺りの写真を、恐る恐る見直してみました。
うわぁぁぁ~~~~!!!
勘の良い方なら、もうおわかりですね。
そう、原因は電子シャッターでした!
私は基本、ISO感度もシャッター速度もAUTOで使っています。
また、シャッタータイプは、デフォルトのままハイブリッドで使っています。
ハイブリッドとは、シャッター速度が1/4000以下の場合はメカシャッターで、1/4000を超えるような場合は、自動的に電子シャッターに切り替わるような設定です。
たいていの場合はメカシャッターになりますので、シャッターを切ったとき、そのことが音と振動で分かります。
前回「シャッターが切れない」と騒いだときも、今回シャッターが切れなかったときも、シャッター速度は1/4000を超えていましたので、電子シャッターが使われたことになります。
ISO感度もシャッター速度もAUTOですので、周りの明るさと絞り値によっては、シャッター速度が1/4000を超えることもありますが、M11ならNDフィルターなしで対処出来ますね😊
で、この電子シャッターがくせ者で、シャッターを切っても、音もしなければ振動もしないし、画面内でそのことが分かる訳でもありません。
そう、実は「シャッターが切れない」のではなく「シャッターが切れたことに気づいていない」だけだったのです!!
だって、シャッターボタンを押しても無反応なんだもん…。
M10まではメカシャッターしかありませんでしたので、シャッターを切ったらいつも手応えがあるのが当たり前と思っていましたが、M11になって電子シャッターも併用されるのですから、よくよく考えたら当たり前の話ですね。
とはいえ、SONY α9やRX100M7も電子シャッターですが、疑似シャッター音が出せますし、画面内の枠が点滅することで、シャッターが切れたことをユーザーに伝える仕組みが備わっています。
今日はレンジファインダーonlyでしたが、一応シャッターを切った瞬間にシャッター速度表示部が—-になることが分かったので、ちゃんと見ていれば気づけると思いますが、せめて電子シャッターの時も疑似シャッター音が出せる(もちろんon/off切り替え出来るようにして。シャッター音を自由にカスタマイズできるともっと良いけど…)ようにしてくれないかなぁー。
ということで、単に自分が気づいていなかっただけでした(てへぺろ
ライカさん、不具合を疑ってしまってゴメンナサイ!!
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