フィルムを撮影してデジタル化「デジタルデュープ」に挑戦!

昨年から、フィルムでの撮影を始めました。
「始めました」と言うよりは「回帰しました」が正しいですかね。
フィルムで撮影していた数十年前よりもコストがかかりますが、とにかく楽しいです😊
最近、歳をとったせいか、写真の出来よりも撮っているプロセスが楽しくて、撮影体験に重点を移しつつあります。
最新の機材を使ってガッツリ撮るようなことは、もうこの先ないのかな。

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フィルム撮影が楽しいのは良いことなのですが、SNSやブログで紹介するためには、デジタル画像が必要になります。
どこからともなく「それなら最初からデジカメで撮れや!」という声が聞こえてきそうですが😅 フィルムで撮影した写真もデジタルデータとして保管しておきたいのです。
自家現像をするつもりはありませんので、これまでは現像屋さんに現像をお願いして、そのついでにデジタル化もお願いしていました。
今までに試したのは、以下の3社。

200万画素、600万画素、3000万画素、TIFFまで試しましたが、残念ながら、納得のいくデジタルデータが得られませんでした。
それなら自分でやってみるか!」ってことでチャレンジしたのが、今回の記事になります。

挑戦したのは「デジタルデュープ」と言われる方法で、フィルムをデジカメで撮影してデジタル化するという手法になります。
マクロレンズは持っているので、それを活かせれば、あまりお金をかけることなくデジタル化できそうかな、と😅
結局、少し機材を買い足すことになりましたが、今後はこの方法でデジタル化できるぞ!というところまでたどり着きましたので、ご紹介します。

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ミノルタの50mmマクロを持っているので、これで撮影してデジタル化することを考えます。
そのために、まず購入したのはフード。
フードですっぽりフィルムを覆って撮ることを想定していたので、フィルムが傷つかないよう、ラバーフードを購入してみました。
ちなみに、ミノルタの50mmマクロはフィルター径が55mmです。

フィルムを撮影してデジタル化「デジタルデュープ」に挑戦!

残念ながら、以下の2点でダメダメでした。

  • フードが短すぎて、最短撮影距離を保てない
  • レンズとカメラの重さに耐えきれず、潰れてしまう

後述するメタルフードを使うと、通常撮影で四隅が蹴られるのですが、このフードを使うことでそれを解消出来るので、無駄にせずに済みました😊

ラバーフードは役に立たないことが分かったので、メタルフードを購入してみました。
55mm径でちょっと深そうなメタルフードを探して注文。
最近マイブームのAliExpressですが、送料込みで472円でした。


ただ、これでも最短撮影距離を下回ってしまうため、追加でフードを付け足すことに😅
55mm径のフードの先に更にフードを付け足す場合は、58mm径のフードになります。
期間限定ポイントが貯まっていたので、Yahoo!ショッピングで物色しました。


ということで、こんなシステムになりました。
左から
・58mm径のメタルフード
・55mm径のメタルフード
・MINOLTA AF MACRO 50mm F2.8(D)
・SONY LA-EA5
・SONY α1

フィルムを撮影してデジタル化「デジタルデュープ」に挑戦!


58mm径のフードの高さが約2cm、55mm径のフードの高さが約4cm
合計で約6cmのフードが爆誕です😂

フィルムを撮影してデジタル化「デジタルデュープ」に挑戦!


これで、トレース台の上に置いたフィルムに直置きして撮影します。
本当は、フィルムにメタルフードを付けたカメラを乗せるなど言語道断ですが、短時間ですし、商用利用する訳でもないので、あまり気にしておりません😅
ですが、傷つけないように細心の注意を払って作業を行います。

フィルムを撮影してデジタル化「デジタルデュープ」に挑戦!


この環境でポジフィルムを撮影すると、このような感じになります。
ノートリでこのサイズ、ちょうど良いでしょ😊

フィルムを撮影してデジタル化「デジタルデュープ」に挑戦!

参考までに、カメラ側の設定は以下のとおりです。

  • 撮影モード:マニュアル
  • シャッター速度:0.8秒
  • 絞り:F5.6
  • ISO感度:100
  • ホワイトバランス:7500K
  • セルフタイマー:2秒
  • 手ぶれ補正:オフ
  • フォーカスエリア:ワイド


各種調整を行って、トリミングすれば完成です♪

フィルムを撮影してデジタル化「デジタルデュープ」に挑戦!


ただし、気をつけなければいけない点があります。
それは、ゴミ!
一見、何の問題もなさそうですが…

フィルムを撮影してデジタル化「デジタルデュープ」に挑戦!


よく見ると、ゴミが写り込んでしまっております😫

フィルムを撮影してデジタル化「デジタルデュープ」に挑戦!


フィルム撮影前にブロワー等でゴミを吹き飛ばしておくのを忘れないようにしましょう。
ま、デジタルなので、撮影後でもこれくらいなら消せますけどね。

フィルムを撮影してデジタル化「デジタルデュープ」に挑戦!
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さて、次はネガフィルムです。
ネガフィルムを撮影すると、こんなのが撮れます。

フィルムを撮影してデジタル化「デジタルデュープ」に挑戦!


SILKYPIXを持っている方は、「ネガフィルム反転ツール」を使えば簡単にネガポジ反転ができます。


やってみましたが、思ったとおりにならなかったのと、Capture Oneを使いたかったので、Capture Oneのレベル補正機能を使ってネガポジ反転しました。
こんな感じで下側のつまみの左右を入れ替えるようにいじってあげると、ネガポジ反転出来ます。

フィルムを撮影してデジタル化「デジタルデュープ」に挑戦!


あとはホワイトバランス等をいじって完成です。

フィルムを撮影してデジタル化「デジタルデュープ」に挑戦!


お店でスキャンしたものと比べると、だいぶ違いますね。

フィルムを撮影してデジタル化「デジタルデュープ」に挑戦!


スキャンする方法は確立できたので、あとは仕上げの部分。
色の調整など、まだまだ課題はありますが、ちょっと面倒でも今後は自分でスキャンすることにいたします😊

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