MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D)を購入しました。
![MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited レビューと作例](https://hetakuso-leica.com/wp-content/uploads/2024/12/241226-1.webp)
私が買った最初の一眼レフカメラは、MINOLTA α303siでしたので、ミノルタは思い入れのあるメーカーです。
また、このレンズはその後に買ったα707siとの組み合わせで使っていたレンズでもあります。
当時から評判の良かったレンズで、私も気に入って使っていましたが、Canon EOS-1N HSに移行した際に売ってしまいました。
それから時が過ぎて2024年、訳あって、またミノルタのレンズなんぞを購入することに😅
しかも…
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はい、Limitedでございます😊
このレンズについては、マップカメラの記事に詳細が書かれているので、そちらをお読みください(他力本願)。
御縁があってこのレンズに巡り会えましたので、ちょっとレビューしてみたいと思います。
ノーマルの85mm F1.4 G(D)と比較すると、前玉が大きいらしいです。
ちょっと分かりづらいですが、確かに、縁ギリギリまでレンズがある感じがします。
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ずっと見ていると吸い込まれそうな錯覚に陥ります。
あぁ、美しい♪
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後玉もノーマルより大きいそうです。
こちらも美しい…のですが、良く見ると中玉が汚れてるっぽい😱
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フードはLimited専用のものではないようです。
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重さはノーマルが560g、Limitedが755g。
Limitedはずっしりと重く、ガラスの塊を持っているかのように感じます。
さて、肝心の写りはどうでしょうか。
マップカメラの記事には、
最大の特徴はなんといっても「開放でもっともよい描写を誇るレンズ」という唯一無二の設計コンセプトです。
球面収差を徹底的に抑え込むことによって、後ボケの2線ボケを限りなく少なくし、大口径レンズであっても開放の描写が驚くべきシャープさを見せています。
と書かれていますが、実際には開放での描写はイマイチです。
例えばこの写真、絞り開放で撮影して、ノートリミング、RAWストレート現像です。
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ピントを合わせた部分を2048×1365のピクセル等倍にしたもの。
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このレンズのコンセプトが「開放でもっともよい描写を誇るレンズ」といっても、それは1987年頃のお話です。
5000万画素のデジタルカメラで撮影して、ピクセル等倍で見られることなど想定していないでしょうから、これは致し方のないこと。
アポズミ50mmの開放を知ってるからかもしれませんが、それと比較してもいけませんな😅
ただ、この開放での描写は、1段絞るだけで劇的に改善します。
1枚目がノートリ、2枚目がピントを合わせた部分を2048×1365のピクセル等倍にしています。
左がF1.4、右がF2.0で撮影したものですので、ぜひ真ん中のバーを左右にスライドさせて、比較して見ていただければと思います。
ということで、「どうしても開放の描写が欲しい」というとき以外は、1段絞った方が良さそうです。
というか、このレンズのスイートスポットはF2.0だと思います!
ミノルタお得意の円形絞りですので、ボケ味も良いはずです。
また、試しにF5.6まで絞った写真を見ていたら、こちらもビックリ仰天!
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メチャクチャよく写ってるー!
絞って撮るレンズではないと思うので、やっぱりF2.0がオススメかな。
以下、作例をご紹介します。
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![MINOLTA AF 85mm F1.4 G(D) Limited レビューと作例](https://hetakuso-leica.com/wp-content/uploads/2024/12/241214-8.webp)
最後にマイナス面を。
このレンズの最大の欠点は、AF駆動音がうるさいことでしょうか。
屋外で使用している分には問題ないのですが、静かな室内では思った以上に音が気になります。
また、LA-EA5との組み合わせでは、レリーズタイムラグが大きいです。
シャッターボタンを押してから、一旦絞りを絞った後にシャッターが切れるので、今どきのカメラとしては、結構なタイムラグです。
700本限定のレンズで、綺麗な個体は年々少なくなっていることと思います。
大切に使っていきたいですね。
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